日本の「過労事故死」、企業が7600万円を支払う

日本の「過労事故死」、企業が7600万円を支払う。日本のある男性は夜間の勤務時間が長すぎ、帰宅途中にバイクを披露運転し事故死した。会社側は遺族と先週、7600万円を支払う内容で和解した…

タグ:勤務 渡辺 過労死 和解

発信時間:2018-02-13 14:24:29 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本のある男性は夜間の勤務時間が長すぎ、帰宅途中にバイクを披露運転し事故死した。会社側は遺族と先週、7600万円を支払う内容で和解した。裁判長は、本件を契機に「過労事故死」への注目が強まることを願っている。

 

 ロシア・トゥデイ(電子版)の11日の記事によると、被害者の名前は渡辺航太さんで、本社を東京に置くグリーンディスプレイ社に勤務していた。2014年4月24日未明、渡辺さんは退勤時にバイクを使い、勤務先の横浜市から東京の住まいに戻ったが、その途中で電柱にぶつかり亡くなった。享年24歳。

 

 渡辺さんの母淳子さんは2015年に訴訟を起こした。息子は長時間労働を続けており、夜の勤務時間が長すぎ、事故は「過労」によるものだったとして、約1億円の損害賠償を求めていた。

 

 朝日新聞によると、横浜地裁川崎支部で8日、双方の和解が成立した。橋本英史裁判長は、事故原因は渡辺さんの運転中の居眠りだったと判断。グリーンディスプレイは渡辺さんが長時間労働であったことを知っていたため、公共交通機関を使い帰宅するよう提案すべきだったという。

 

 橋本裁判長は「本件を受け日本社会が効果的な措置を講じ、過労事故死、過労死、過労自殺を防止することを願う」と述べた。渡辺さん側の弁護士も、本件は職員の権益を守る稀なケースだったと判断した。

 

 グリーンディスプレイは賠償と謝罪の他に改善策を公表した。これには終業から次の始業まで11時間の休息時間を確保し、深夜のタクシー利用を促すなどの内容が含まれる。

 

 龍谷大学で労働法を研究する脇田滋名誉教授は、本件には「画期的な」意義があり、その他の日本企業に警鐘を鳴らしたと指摘した。

 

 1950年代から、過労死は日本の大きな社会問題になっている。2016年に日本企業1万社を対象に実施された調査によると、従業員の2割以上が毎月80時間以上も残業すると回答した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年2月13日  

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで