3000年以上前の日本人は、どのような姿をしていたのだろうか。科学者の最新の研究によると、彼らは身長が低く、肌が浅黒く、髪が巻き毛だった。
国立科学博物館などは12日、ゲノム解析により今から約3800年前に生きていた女性縄文人の姿の復元に成功したと発表した。この女性の身長は約140センチのみで、目は茶色、髪は巻き毛で、肌は浅黒い。
研究者は北海道で見つかった縄文時代の女性の遺骨のゲノム解析を行い、現代人と同水準の遺伝情報を入手した。特に輪郭、目などの顔に関する遺伝情報の入手に成功し、これらの遺伝的特徴により古代人の顔を復元した。
復元された顔は13日より、国立科学博物館で展示される。
縄文時代とは日本の旧石器時代後期、紀元前1万2000年から紀元前300年までの時代を指す。この時代の日本列島の住民は、縄文土器を作っていたことから、縄文人と呼ばれる。国立遺伝学研究所などの研究によると、現代日本人の遺伝子のうち約15%が縄文人のものとなっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年3月14日