日本メディアによると、横浜国立大学はこのほど、3Dプリンタ技術を使って曲面にQRコードを埋め込む技術を開発した。食品などの立体の商品に、彫り込みを入れて陰影を作りQRコードを表示することができる。
この技術はQRコードを錠剤に埋め込み、高齢者の薬の飲み忘れ防止に役立つ。
同大学工学研究院の前川卓教授は3Dプリンタ製QRコードのソフトウェアを開発。平面にQRコードを印刷することは普通だが、曲面へのQRコード印刷は瓶や円柱型の一部の商品に限られている。凹凸の陰影を作り出すことで、全ての局面にQRコードを埋め込むことができる。
研究チームはまず、この技術の錠剤への応用に取り組んだ。QRコードを直接錠剤に埋め込めば、説明書がなくても薬品の情報を知り、飲み忘れを防止できる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月15日