日本が中日上層部の頻繁な往来に尽力 両国関係の回復に期待

日本が中日上層部の頻繁な往来に尽力 両国関係の回復に期待。

タグ:中日関係 互恵関係

発信時間:2018-03-22 11:19:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 「中日関係の持続的改善の雰囲気の中で、今年上半期の中日韓首脳会談に合わせて日本公式訪問を積極的に検討したい」。中国の李克強総理は20日の国内外メディア向けの記者会見でこのように話し、日本メディアは両国関係の回復への期待を示した。日本の共同通信社は21日、日中政府は中国の国務委員で外交部部長の王毅氏の4月の訪日に向けて調整に入ったと報道。5月に開かれる中日韓首脳会談に向けて、双方は戦略的互恵関係を強化する条件を作り出したいと考えている。 


    2016年8月、王毅氏は日本で第8回中日韓外相会談に出席した。時事通信によると、王毅氏は今回の訪日期間中に日本の河野太郎外相および国家安全保障局の谷内正太郎局長と会談し、中日韓首脳会談などの早期実現を話し合う予定。 


    王毅氏は第13期全国人民代表大会第1回会議で国務委員に当選した。共同通信社によると、日本の外務省官僚は、「日本側は王毅氏を国務委員に昇格させたことは、中国の指導者が日本を重視していることの表れだと考えており、歓迎する」と述べた。王毅氏の訪日と中日韓首脳会談で両国関係がどれほど改善されるかが当面の課題となる。 


    その前日、日本メディアは外交関係者の話として、3国が5月前半に東京で首脳会談を行う方向でほぼ合意に達したと報道。会談は5月8日と9日になる見通し。日本政府関係者は、中韓との最終的な調整を行っていると明かした。3国会談は経済、環境保護、文化などの分野で協力を強化する方針を打ち出すと見られる。会談前後には中日会談と日韓会談も行われ、それぞれ安倍首相の訪中計画と慰安婦問題について話し合う予定。 


   共同通信社は、実現すれば、中国国務院総理の訪日は2011年5月の温家宝氏以来、韓国大統領の訪日は2011年12月の李明博氏以来になると伝えた。安倍首相は会談を通して中韓との関係を改善したい考えで、一連の対話で首脳間にどれほどの信頼関係ができるかが焦点となる。 


   日本テレビは、「上層部の往来は中日関係に暖かい風を吹かせる。中日関係の回復に日本は期待している」と論じた。テレビ東京は21日、日本側は中国上層部の立て続けの訪日を機会に、習近平主席の早期訪日を実現させたい考えだと伝えた。『日本経済新聞』は21日、中日関係改善にプラスとなる動向を歓迎するとし、「今後、日本は長期的な対中戦略を真剣に制定する必要がある」と論じた。 


    韓国大統領官邸の担当者は21日、メディアの取材に応じ、韓国側は5月上旬の中日韓首脳会談の実現に努めていると話した。詳しい日程は未定だという。20日の記者会見で、李克強総理は「中日両国首脳の相互訪問は中日関係が正常な軌道に戻るのを促す」と述べ、「さらに重要なことは中日関係の基礎を固め、一度限りではなく、中日関係を持続的に良好状態にする必要がある」と強調した。また、「両国関係に春が訪れたと言うのであれば、寒の戻りを防止し、中日関係が持続的に安定した状態に発展させる必要がある。日本側に期待している」と述べた。 


   また別の報道によると、第2回中日韓教育大臣会合が21日に東京で開かれ、会議後に3国の教育大臣は『第2回中日韓教育相会合コミュニケ』を調印することになっている。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月22日


 

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