日本で「孤独死」増加 背後に「非婚主義」?

日本で「孤独死」増加 背後に「非婚主義」?。日本メディアの報道によると、亡くなった男性は51歳で未婚、一人暮らしで、死後8日経ってから、警察官と家族によって発見された…

タグ:高齢化 孤独死 北島三郎 

発信時間:2018-04-04 16:33:34 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本では3月、有名な歌手の北島三郎さんの次男が一人暮らししていた自宅で亡くなっているのが発見された。日本メディアの報道によると、亡くなった男性は51歳で未婚、一人暮らしで、死後8日経ってから、警察官と家族によって発見された。この事件は世論の幅広い関心を呼び、「孤独死」現象に対する日本社会の議論を巻き起こした。(新華社記者王可佳)


 独身率が急速に高まり、高齢化が激化する日本社会では、「孤独死」事件がしばしばメディアに取り上げられてきた。2016年には、有名俳優の平幹二朗さんが自宅浴室で「孤独死」しているのが見つかった。今年3月20日には、アイドル女性歌手が「孤独死」した男性ファンの追悼ライブを行うと発表した。実際には、有名人を通じてわかったこれらのケースのほかにも、多くの「孤独死」が日本社会の隅々で発生し続けており、日本人が直面せざるを得ない現実的な問題となっている。


 ニッセイ基礎研究所は2014年、東京のデータに基づき、日本では一年間に3万人近くが「孤独死」しており、この数字は今後も増え続けていく可能性があると論じた。


 「孤独死のリアル」を書いた日本淑徳大学の結城康博教授はメディアの取材に対し、高齢者層のほか、日本では40歳から50歳の中年で「孤独死」する人も増え続けていると指摘する。結城教授によると、このような結果をもたらした主要な原因は、日本で未婚者と離婚者の一人暮らしの比率が上昇していること。これに加えて個人主義思想が蔓延し、多くの人が一人でいることを好み、親戚や友人とあまり交流したがらないことも影響している。日本の家族構造と社会的ムードの変化は「孤独死」の発生しやすい環境を生んでいる。


 日本国立社会保障・人口問題研究所が2017年4月に発表したデータによると、2015年の日本人の「生涯未婚率」は男性が23.37%、女性が14.06%。日本総務省の調査によると、2015年、日本の30~34歳の男性のうち2人に1人が未婚で、女性のうち3人に1人が未婚だった。各年齢層の男女の未婚率は上昇傾向を呈している。


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