価値観が多様化 日本で「シェア墓地」が流行

価値観が多様化 日本で「シェア墓地」が流行。傘シェア、自転車シェア、ルームシェアなど、私たち各個人の生活にシェアリングエコノミーが浸透しているが、日本には「シェア墓地」まで登場した…

タグ:シェア 墓地 高齢化 遺骨

発信時間:2018-04-04 15:15:51 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 傘シェア、自転車シェア、ルームシェアなど、私たち各個人の生活にシェアリングエコノミーが浸透しているが、日本には「シェア墓地」まで登場した。

 

 「シェア墓地」は東京都荒川区町屋光明寺の住職、大洞龍徳氏による革新的な産業だ。町屋光明寺は1500区画を設置しており、1区画最大6人で共有できる。住職は、シェア墓地の最初の利用者はLGBTで、高齢の未婚女性、さらには実家の親戚と何のつながりもない都市部への移住者に広がると分析している。

 

 「シェアリング」という言葉が広く用いられる前、日本には実質的な「シェア墓地」が存在していた。例えば2012年年初には、東京都多摩地区の都立墓地で、4万人の遺骨を収納できる小平霊園が「樹木葬」という独自のサービスを打ち出した。椿や桜などの木の下に、幅1.5メートル、深さ2メートル余りの共同埋骨穴を掘り、5−10人の骨壷を収める。小平霊園の「樹木葬」1期プロジェクトでは、共同納骨穴が500個掘られ、8000人以上から応募があった。また他にも16万人が、これから始まる2期・3期プロジェクトに予約を入れている。

 

 日本は中国と同じく、儒教の教えが根深い国だ。「孝」の理念により、死者を手厚く葬り、墓の風水を重視し、祖先を祀る習慣がある。それでは日本人はなぜ大胆になり、何のつながりもない人と同じ穴で眠ろうとするのだろうか。これは生活の変化に慣れ、妥協を覚えたからだ。


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