(写真は日中友好会館留学生事業部の夏瑛部長より)
「食糧危機は我々が考慮すべきことです」馬氏は丁寧に肯定する姿勢を示した。「この若者は未来の問題の解決を試みている。これは大きな社会的責任だ」しかし馬氏は率直に「コオロギを食べるとは、考えもしませんでした。私は昆虫をペットやパートナーにできますが、食べ物にするとは想像できません。エビも昆虫ならば、まだいけるでしょうか」と語った。
これは最も奇妙な質問ではなかった。ある若き学者は「体のシェア」に関する企業を経営している。馬氏は「体のシェア」を体験したいかと質問されると、「山頂に通じるエレベーターがあるならば行きますが、それがなければ出来るまで待ちます。チョモランマ登山、ダイビング、エアグライダーなどは怖いが、シェアしてくれる人がいるならばそれもいいでしょう。当社にはシェアの文化があります」と答えた。
それから馬氏もこの流れに乗り、「体のシェアのアイデアが浮かびました。私は運動が嫌いですが、寝ている時に誰かに鍛えてもらいたい。これは集まっていただいた学生の、今後の大事業のスタートラインになるでしょうか」と話した。
会場を大爆笑させたのは、あどけない声をした小学生の質問だ。「ジャックさん、私とあなたの英語学習法は同じで、公園で外国人観光客を相手に英語を練習しています。私は日本で最も難しい英語試験に合格しました。お聞きしたいのは、情報技術が私たちの教育業界をどのように変えるかについてです」
元英語教員の馬氏は「私の英語はあなたほどではなく、それほど難しい試験を受けたこともありません。ITにせよ他の技術にせよ、私たちの教育は変革すべきです。これは私が自ら小学校、中学校、大学を創立した理由でもあります。学校で子どもたちは歌とダンスを学ぶことができ、また彼らに創造力を持たせることもできます」と述べた。
AIやVR、体のシェアや昆虫の食用など、学生からは1時間以上に渡り想像力に満ち溢れた質問が富んだ。
日本のネットユーザーはSNSで、「馬氏は1時間ほどしか滞在しなかったが、学生たちはなぜコオロギを食べないかと質問しなかったのか」と冗談を言った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月26日