中日両国 > 日本で「模範受刑者」が脱獄 1万人が捜索
日本で「模範受刑者」が脱獄 1万人が捜索。
タグ：刑務所 逮捕
4月上旬、日本で1人の男子受刑者が島の刑務所から逃亡し、島民を脅かせた。日本の当局は約1万5000人の警察官を出動させ、4月30日に同受刑者の身柄を確保した。
男の名前は平尾龍磨（27）、複数件の窃盗で逮捕され、南西部の向島にある刑務所に服役していた。4月8日、男は刑務所から突然姿を消し、島で靴下、ぞうり、携帯電話、財布、車の鍵を盗み、逃走後に再び窃盗を繰り返した。
NHKによると、男は刑務所で規則を守り、「模範受刑者」と言えた。車の所有者には「車をお借りします。一切傷つけません」と書かれたメモが残されていた。
向島は面積約22平方キロメートル、人口約2万人。男が服役していた刑務所は開放的に管理され、高い壁と鉄条網がないが、周辺は波が高いため逃亡するのは難しい。
平尾受刑者の脱獄は話題になり、日本の各テレビ局で3週間にわたり報道された。当局は約1万5000人の警察官を出動させ、ヘリコプター、無人機、赤外線探知器、警察犬などを使って捜索した。
警察は向島のみかん園の中や1000棟以上の空き家を捜索したが、本州南西部の広島の駅付近でようやく身柄を確保した。 男がどのように島を出て70キロ離れた広島に移動したか、多くの憶測が飛び交っている。彼は、向島から海に飛び込み、泳いで本州に渡ったと供述。4月30日の逮捕時、ひげを生やし黒いシャツを着た彼は「逃げるのにしんどかった」と話した。
上川陽子法務大臣は、「今回の事件で地元住民および多くの人にご心配とご迷惑をお掛けし、これほど長期にわたったことを心からおわび申し上げる」とコメント。
共同通信社によると、この刑務所は1961年に設立し、半世紀で平尾受刑者を含む20人が脱獄している。
「中国網日本語版（チャイナネット）」 2018年5月2日
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