韓国海軍は18日、同日に独島(日本名・竹島)周辺海域で、定例の「独島防御演習」を2日間に渡り実施すると発表した。日本は同島の領有権を主張しており、韓国側の軍事演習の動きは直ちに日本側から抗議を受けた。
独島は朝鮮半島東部の海域、郁陵島から東にあり、面積は約0.18平方キロメートル。韓国、朝鮮、日本が同島の領有権を主張している。同島は1953年より韓国に実効支配されており、行政的には慶尚北道郁陵郡の管轄下に置かれている。AFP通信によると、韓国側は独島に約40人を派遣しており、その多くが沿岸警備隊の人員だ。
韓国は1986年より独島及びその周辺海域で「独島防御演習」を開始している。2003年からは毎年2回実施しており、直近では2017年6月15−16日、同年12月28−29日に実施している。
韓国の聯合ニュースによると、今回の軍事演習の規模は昨年とほぼ同等で、3200トン級「楊万春号」駆逐艦など軍艦6隻と、P-3C哨戒機、UH-60ブラックホーク、F-15K戦闘機など軍機7機を出動させる。
今回の演習は韓国第1艦隊機動演習と連動する。慶尚北道浦項市に駐留する海軍陸戦隊所属の機動部隊が島に上陸し、外部の勢力が独島に侵入したと想定し訓練を展開する。