日本自民党執行部は安倍晋三総裁の任期満了に伴う総裁選を「9月7日告示、20日投開票」の日程で実施する方向で調整に入った。自民党関係者が21日、明らかにした。日本メディアが伝えた。
9月下旬に米ニューヨークで予定される国連総会での一般討論演説の前に総裁を選出する判断に傾いた。安倍首相や石破茂元幹事長は通常国会会期末に合わせて7月下旬に立候補を表明する見通しで、論戦は国会閉会後に本格化しそうだ。
安倍総裁の任期は9月30日まで。総裁公選規程は投票日を「任期満了日前10日以内」と定めており、20日は最も早い投開票日の日程となる。党執行部は8月下旬の総裁選挙管理委員会もしくは総務会で、日程を正式決定する段取りを描く。地表票は9月19日に締め切られる。
党内では9月下旬の国産総会に加え、9月中旬にロシア極東ウラジオストクで東方経済フォーラムが予定されていることから「総裁選を前倒しすべきだ」との声もある。しかし党幹部は「総裁選の前倒しはない」と明言した。別の関係者は「総裁選で信任を得た人が国連の場に立つべきだ」と話した。
総裁選については、3選を目指す安倍首相が7月22日の国会閉幕に合わせ、記者会見で出馬を表明するという見方もある。石破氏は国会閉幕後、安倍首相の態度を見ながら出馬を表明する見通しだ。出馬の意向を明確にしていない岸田文雄政務調査会長は、7月26、27日両日の派閥内の研修会で態度を示す見通し。野田聖子総務相は20人の推薦者を集めてから判断する。
規定によると、総裁選は国会議員による投票日から12日以上前に告示するとされている。離島に候補者の観点を郵送することなどを考え、土曜日の9月8日を避け、13日前の平日の9月7日に告示する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年6月22日