日本が支援するインド初の「ムンバイ〜アーメダバード高速鉄道」の着工が遅れている。SankeiBizの18日の記事によると、建設予定地の住民らが土地収用に反対し、抗議活動を続けている。収束のめどは立っておらず、年内に予定する本格着工が来年にずれ込む可能性も出てきた。情報によると、日本側は同プロジェクトへの融資を停止している。共同通信によると、抗議活動は3月に始まり、調査に訪れた政府当局者と住民らが衝突する事態に発展した。現地人は「(計画は)農民に何の利益ももたらさない」「政府からは何の説明もない。土地を手放す気はない」と話している。
同プロジェクトはムンバイとアーメダバードを結ぶ。アーメダバードはモディ首相の故郷であるグジャラート州の最大の商業都市だ。日本は同プロジェクトを受注するため力を入れていた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年7月19日