日本沖縄県の知事が死去 生前は安倍政権と対立

日本沖縄県の知事が死去 生前は安倍政権と対立。沖縄タイムスによると、沖縄県知事の翁長雄志氏が8日、膵臓がんのため入院中の浦添総合病院で死去した…

タグ:沖縄 利益 安倍 知事選

発信時間:2018-08-09 14:44:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


資料写真


 沖縄タイムスによると、沖縄県知事の翁長雄志氏が8日、膵臓がんのため入院中の浦添総合病院で死去した。享年67歳。翁長氏は在日米軍基地の県内での拡張に反対し続け、かつ日本国内で安倍政権を批判する数少ない知事だった。米軍基地の建設にストップをかけ、沖縄県民の利益を保護しようとしたため、翁長氏は県民から広く支持されていた。


 翁長氏は沖縄県那覇市生まれ。那覇市議員、沖縄県議員、那覇市長を経て、2014年に沖縄県知事に初当選した。翁長氏は当選後直ちに、辺野古を埋め立て米軍基地の建設することに関する前知事の行政許可には法的な瑕疵があるとし、この許可を取り消すことを決定した。


 これを受け日本政府は翁長氏と沖縄県を相手取り訴訟を起こした。これは日本の史上まれな政府と地方の公然たる対立となった。一連の司法の駆け引きを経て、最高裁は2016年に翁長氏と沖縄県の敗訴を言い渡した。その後間もなく、安倍政権は現地人の反対を顧みず、新規地の建設作業を直ちに再開した。辺野古の新基地の護岸作業がほぼ完了し、間もなく新たな埋め立てが開始されようとしていたが、翁長氏は安倍政権との対抗を諦めなかった。亡くなる前も、8月11日の米軍基地に反対する集会に出席する予定だった。


 翁長氏の急逝に、日本各界からは惜しむ声があがっている。朝日新聞の記事によると、細田博之自民党前幹事長は記者のインタビューに対して「余りにも急だった。冥福を祈る」と述べた。日本共産党の小池晃書記局長は「翁長知事は辺野古の新基地建設反対に一生を捧げた。私は翁長氏の遺志を継ぎ、最後まで戦いたい」と表明した。


 11月18日には沖縄県で県知事選が行われる。そのため翁長氏の死去を受け、自民党は選挙に向けた準備に取り組み、党の方針を断固支持する候補者を擁立する見通しだ。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月9日  


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