原爆投下73周年記念活動、広島で開催

原爆投下73周年記念活動、広島で開催。日本の広島市は平和記念公園で6日、原爆投下73周年の祈念活動を行った。犠牲者の遺族、広島市民ら約5万人が参列し、犠牲者を追悼し世界の恒久の平和を祈った…

タグ:広島 祈念活動 犠牲者 戦争 歴史

発信時間:2018-08-08 11:23:43 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本の広島市は平和記念公園で6日、原爆投下73周年の祈念活動を行った。犠牲者の遺族、広島市民ら約5万人が参列し、犠牲者を追悼し世界の恒久の平和を祈った。その一方で、会場付近では数百人の市民が安倍晋三首相の参列に抗議し、安倍内閣による改憲を断固阻止すると表明した。


 祈念式典は午前8時に始まった。広島市の松井一実市長と犠牲者の遺族代表が、この1年で亡くなった5393人の名前が記された原爆死没者名簿を慰霊碑に納めた。広島に原爆が投下された8時15分に平和の鐘が鳴り、参列者全員が起立し1分間の黙祷を捧げた。


 松井氏は平和宣言の中で、核兵器廃絶と世界の恒久の平和を実現するよう、全世界の人々に共に取り組むよう訴えた。主催者側はその後、平和を象徴する白い鳩を放った。


 安倍氏は祈念式典のあいさつで、日本政府が非核三原則を堅持し続けることに言及したが、広島と長崎が原爆を投下された歴史的背景については触れなかった。


 安倍氏があいさつをする中、日本各地から駆けつけた市民数百人が会場付近で「戦争と改憲に反対」「安倍は帰れ」などのスローガンを叫び、安倍氏の参列に強く抗議した。


  抗議行動の主催団体「8・6ヒロシマ大行動」実行委員会の官原亮事務局長は新華社のインタビューに応じ、「安倍政権は改憲により日本を戦争発動が可能な国にしようとしている。抗議活動の目的は、安倍政権の改憲の狙いを打ち砕くよう人々に訴えることだ」と話した。


 兵庫県から駆けつけた手島俊治さんは記者に、「私の家は原爆投下地点から28キロ離れた場所にあった。1歳の時に原爆が投下され、高熱が止まらず重い中耳炎を患い、大手術を2回受けた。父は治療のために一生苦労し、すべてを傾けた」と述べた。手島さんは、安倍政権の改憲の狙いに強い憤りを示し、安倍政権は完全に職責放棄の無駄飯食いで、日本国民は容認できないと表明した。


 日本は唯一の被爆国だ。侵略戦争を発動した日本の早期降伏を促すため、米軍は1945年8月6日と9日に、広島と長崎に原爆を投下した。日本は長期的に、自国を第二次大戦、特に被爆の「被害者」と描写しているが、原爆投下の歴史的背景について触れることは少ない。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月8日  


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