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日本の降伏記念日 歴史を銘記し、未来をより良く切り拓く。
タグ：8月15日 日本 無条件降伏
日本は73年前の8月15日に無条件降伏した。日本がこの日をいかに記念するかはその後毎年、日本が世界の正義と公理を認めるか否かに関する真相を反映しており、中国人を含む第二次大戦の被害国の多くの人々の感情に影響を及ぼしている。「人民日報」が伝えた。
「日中両国民は歴史を忘れてはならず、より未来志向になり、心を一つにし平和で美しい新時代を建設するため努力するべきだ」福田康夫元首相は今年6月末に南京を訪問し、侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館（南京大虐殺紀念館）を見学し、花輪を捧げ哀悼の意を表した。また多くの日本人が訪問し侵略の歴史を理解し、歴史を鑑とし悲劇の再演を防ぐことを願った。「戦争を絶対に再発させてはならない。私自身の経験を次の世代に伝えるのだ」父のこの遺訓を銘記している中国侵略日本軍・山本武の子である兄弟が8月11日に同記念館を見学し、侵略の歴史を語り、父に代わり南京大虐殺の生存者に謝罪した。歴史を直視し、歴史を鑑とし、平和を呼びかけるといった日本の識者による行為は、中国人を含む各国の平和を愛する人々から認められている。
日本軍国主義の侵略の歴史を正確に見据え、深く反省することは、中日関係を維持し発展させるための重要な政治的基礎であり、日本がアジアの隣国や国際社会から信頼されるための必要条件でもある。日本は1972年の中日共同声明の中で「日本側は、過去において日本国が戦争を通じて中国国民に重大な損害を与えたことについての責任を痛感し、深く反省する」と表明している。日本の歴史問題に対するこの基本的な認識があり、中日両国は国交正常化を実現した。
中日両国は40年前に中日平和友好条約を締結し、法的形式により中日共同声明の各種原則を確認した。これには日本側が戦争責任を深く反省するといった重要な意思表示が含まれ、中日両国は世々代々友好を続けると宣言した。中日関係の政治的基礎と法的規範を確立し、正しい方向を示し、重要な節目となった。
日本側は過去の侵略の歴史をしっかり直視し深く反省し、軍国主義と徹底的に一線を画し、アジアの隣国との相互信頼を促進し、和解を実現するため誠心誠意で努力するべきだ。歴史問題を正確に見据える上で、表と裏、発言と行いと終始一致させなければならない。
東京大学の高橋哲哉教授（哲学）は先ほど、靖国参拝に反対する活動で「靖国神社は以前、日本の植民地主義の歴史と溶け合い発展していた」と表明した。歴史を知るすべての人にとって、靖国神社は普通の神社ではない。靖国神社は日本軍国主義が対外侵略戦争を発動するための精神的な道具及び象徴であり、日本の侵略戦争の責任を負う14人のA級戦犯が祀られているため、人類の重要な歴史に対する基本的な評価に直接関わっている。日本側の靖国参拝問題への態度は、正義と悪の間での選択を示す。日本の降伏記念日に、日本側の政治家はすべての形式の靖国参拝を放棄し、日本軍国主義のアジア諸国への加害責任を明らかにすることで、初めて日本側が歴史を鑑とし未来を見据える精神を持つことを信じさせることができる。
昨年の春以降、中日両国は積極的な交流を続けており、両国首脳は多くの国際会議で接触を続けている。中日関係の平和・友好・協力の大方向を再確認し、中日関係を正常な軌道に戻し、長期的かつ健全で安定的な発展を実現するという目標をめぐり一連の重要な共通認識を形成した。中日双方は数日前、中日平和友好条約締結40周年を共に祝い、中日の4つの政治文書の各種原則を遵守する重要性について再言及した。中日関係の前向きな発展の重要なチャンスを惜しむべきだ。中日関係の健全・安定の維持は両国及び両国民にとっての利益であり、地域及び世界の平和・安定・繁栄にとっても利益となる。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2018年8月15日
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