日本留学経験者が語る関係の変化、日本に学べから中日相互学習に

日本留学経験者が語る関係の変化、日本に学べから中日相互学習に。5日午後、東京都豊島区の公園に中国人と日本人が集まってきた。ここでは日曜日恒例の日中交流サロン「星期日漢語角」で、中国人が日本人と出会い、自由に会話を楽しむ…

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発信時間:2018-08-14 16:22:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 5日午後、東京都豊島区の公園に中国人と日本人が集まってきた。ここでは日曜日恒例の日中交流サロン「星期日漢語角」で、中国人が日本人と出会い、自由に会話を楽しむ。2007年以来、すでに550回を超え、今回も50人近くが参加した。東京新聞が伝えた。


 21世紀に入ると、中国から日本への留学ブームは第3期を迎えた。2017年には10万人を突破した。


 サロンに来ていた江西省出身の張鵬さん(22)は、昨年10月に来日し、大学入学を目指して日本語学校に通う。「中国は発展は速いが、遅れている分野もある。環境問題や農業を学び、いずれは研究者になりたい」


 親からは毎月15万円ほどの仕送りがあり、ほかの中国人留学生と比べても「平均的な額」という。


 張さんは昨今の留学生の典型だ。中国で中間所得層が拡大し、親の財力で海外留学するケースが増加する。バイトしない留学生も珍しくない。背景には、中国が2010年に国内総生産で日本を追い抜き、世界2位の経済国に躍り出た現実がある。


 報道によると、先進国日本で専門知識を学ぶという意識も薄れつつある。


 2000年から6年間、名古屋大に留学してマイクロ・ナノ工学を学び、現在は電池素材製造「科隆新エネルギー」(河南省)の社長を務める程迪さん(38)は「今の仕事は大学での研究とは直接関係ない」と話す。


 帰国後は父親の会社を手伝っていた。日本の取引先があまりに高い品質を求めてくることに社内からも反発が上がる中、程さんは社員に日本式の生産管理を説き、改善を重ね、世界に輸出できる製品を造り上げた。


 「日本で学んだのは、専門分野より日本人の真面目さや心構え。帰国したら『性格が変わった』と言われた。中国人の情熱と日本人の真面目さを合わせれば、きっと成功する」


 豊島区の交流サロンの仕掛け人で、自身も1991年に来日し駒沢大や新潟大に留学した段躍中さん(日本僑報社編集長)は「中日は、中国が日本を手本に学ぶという垂直的な関係から、より水平的な関係になりつつある」と述べた。


 段さんはその上で「中日が互いにいいところを学び合い、絆を強めていく上で、留学生の役割は今後ますます高まっていく」と期待を込めた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年8月14日  

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