東京交響楽団が上海で世界の名曲を披露

東京交響楽団が上海で世界の名曲を披露。同日、中国交響楽発展基金会、上海市対外文化交流協会、日本文化庁などが共催する中日平和友好条約締結40周年を祝う「東京交響楽団中国上海2018公演」が行われた…

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発信時間:2018-08-16 15:57:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


上海交響楽団音楽ホールで世界の名曲を次々演奏した日本東京交響楽団 (撮影・郭容) 。

公益財団法人・東京交響楽団が14日夜、上海交響楽団音楽ホールで世界のさまざまな名曲を演奏した。中国新聞網が報じた。

同日、中国交響楽発展基金会、上海市対外文化交流協会、日本文化庁などが共催する中日平和友好条約締結40周年を祝う「東京交響楽団中国上海2018公演」が行われた。

昨年、中日両国の文化大臣会合で、中日平和友好条約締結40周年の今年、両国が相手国に芸術団体を派遣して公演を行うことで合意していた。

在日本中国大使館の程永華大使は祝辞を寄せ、「音楽は人類共通の言語で、東京交響楽団は『東京交響楽団記念公演』などの一連の公演を行い、観客にハイレベルのアートの祭典を提供しているほか、中日文化交流、両国国民の相互理解、親睦を促進する上でも新たな貢献をしている」とした。

今回の公演では、飯森範親氏が指揮者を務め、ゲストの中国のバイオリニスト・朱丹氏と東京交響楽団が、チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏した。日本・文化庁の宮村亮平長官は祝辞の中で、「観客が日中のアーティストの素晴らしいコラボを楽しむことを願っている」と述べた。


公演前に取材に応えた東京交響楽団の大野順二楽団長 (撮影・陳静) 。

1946年に設立された東京交響楽団は、文部大臣賞のほか日本の主要な音楽賞の多くを受賞している。同楽団はこれまで、海外57都市で公演を行ってきた。86年には、中国を訪問した初の日本の交響楽団となった。東京交響楽団の大野順二楽団長は、「公演で演奏される交響曲第9番『新世界より』などは、日中両国の国民がよく知っている曲。今回の公演が、日中平和友好条約締結40周年を機に、新たな出発地点となり、友好交流の新しい世界が切り拓かれることを願っている」と話す。

指揮者の飯森範親氏は、「日中平和友好条約締結40周年を機に、両国がこのような記念活動を開催するのはとても喜ばしいこと。両国のアーティストは日中友好のために取り組むべきだ」と語った。

中国のバイオリニスト・朱丹氏は、「日本のアーティストと共に、各名曲を演奏し、両国の友好に貢献でき、とても光栄だ」と語った。

公演では、中国内蒙古(内モンゴル)鳥拉特(ウラド)民歌「鴻雁」や日本の民謡も披露された。「鴻雁」のチェロの独奏を披露した東京交響楽団に所属する唯一の中国人・黄原亮司氏は、「僕は上海出身。『鴻雁』は、中国ではお馴染みの曲だ。鴻雁は平和の象徴でもあり、今回それを演奏できたのはとても意義のあること」と語った。(編集KN)

「人民網日本語版」2018年8月16日

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