日本海上自衛隊最大の護衛艦「かが」が先ほど南中国海を航行中、中国の軍艦から近接監視された。日本テレビがウェブサイトで8日、伝えた。
中国海軍の艦艇が南中国海の海域で海自の軍艦を監視する画面が、日本メディアによって撮影されたのは初。中国のミサイル護衛艦2隻が接近した。中国海軍は「かが」に危険行為をしなかったが、本件は中国が南中国海への実効支配を強化していることを再び浮き彫りにした。
日本海上自衛隊は8月26日から10月30日の2カ月に渡り、インド洋・太平洋方面の訓練を実施すると発表していた。トン数が最大の護衛艦「かが」、及び「いなづま」「すずつき」を西太平洋とインド洋に派遣する。インド、インドネシア、シンガポール、スリランカ、フィリピンの5カ国に停泊する。
日本側のこの行動には、中国が強化を続ける海洋活動をけん制する狙いがある。日本政府の関係者によると、「かが」は米軍のように中国の南中国海の島礁から12カイリ内に入らないが、港湾訪問により自衛隊の東南アジアにおける「存在感」をアピールする。日本自衛隊は今後、南中国海・インド洋に長期的に艦艇を派遣するメカニズムを徐々に形成しようとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月10日