写真:2018年の合同軍事演習「ボストーク」
日本には防衛問題を米国に解決してもらおうとする伝統的な依存心があるが、このような連盟は米国不在でも構築できる。また米国政府は韓国と日本における防衛費を減らしており、これにより日本は別の方法の模索を余儀なくされている。またこのような同盟を作ることで、日本の2つの弱点を解消できる。日本はこの10年に渡り、中国の軍事力の成長、朝鮮の核兵器・ミサイル計画を懸念している。
日本は朝鮮の核実験とミサイル実験を懸念してきたが、今後このような実験は行われない。極東において、ロシア、中国、日本は新時代を切り拓く。これは経済協力だけではなく、軍事協力も含まれる。日本、ロシア、中国の関係は、現在のロシア、イラン、トルコの関係のようなものだ。シリア問題により、ロシア、イラン、トルコは3国同盟を形成した。アジアにおいて、日本、ロシア、中国は朝鮮問題で同盟を結ぶ。
しかし軍事同盟はトランプ氏が大統領であり続ける場合のみ実現される。別の大統領が就任し、軍事費の増加を宣言すれば、この同盟は日本にとって魅力を失う。しかし米国の次の大統領が就任する前にこのような同盟が構築されれば、これを覆すことはできない。新たな世界構造が形成される。時間は絶えず流れているが、米国は何も変えることができない。