ロシアのプーチン大統領は12日の東方経済フォーラムで、日本の安倍晋三首相に、前提条件を設けず年末までに平和条約を締結し、第二次大戦以降の敵対状態を終了させることを提案した。その後プーチン氏は、これは冗談を言ったわけではなく、先に平和条約を締結してから係争・問題を解決するつもりだと表明した。情報によると、安倍氏はプーチン氏の発言にその場で態度を示さなかった。安倍氏は10日にプーチン氏と会談した際に、ロシアと平和条約及び経済協力について議論することに期待すると表明していた。RIAノーボスチが伝えた。
ロシアのペスコフ大統領報道官は12日、プーチン氏の提案はその場での発想であり、安倍氏とまだ議論していないと述べた。日本の外務省は12日、領土問題が解決されてから平和条約について交渉するという、日本側の立場は変わらないと答えた。露日は南クリル諸島(日本名・北方四島)をめぐり係争に陥っている。安倍氏が2012年に首相に就任すると、プーチン大統領と会談を重ね、領土問題の進展を目指したが未だ実現していない。
プーチン氏、安倍氏、モンゴルのバトトルガ大統領は12日、世界青少年柔道選手権大会の決勝戦を観戦した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月14日