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発信時間：2018-09-30 11:04:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

　日韓の複数の外交筋は29日、韓国の文在寅大統領の年内訪日に向けた調整が難航していると明かした。日本政府は日韓共同宣言が発表されて20周年となる10月8日の訪日に向けて打診していたが、慰安婦、徴用工、両国首脳の日程などの問題があり、文氏の訪日は棚上げになりそうだ。共同通信が伝えた。

　未来志向の関係を構築することを確認した共同宣言が発表されてから20周年に、双方は文氏の訪日により融和ムードを盛り上げ、日韓関係を安定軌道に乗せようとしている。菅義偉官房長官は28日の記者会見で、「外交部門間の調整を続けていく」と強調した。

　双方の意見の食い違いは、25日にニューヨークで開かれた日韓首脳会談で再び浮き彫りになった。日本の安倍晋三首相は2015年の日韓の合意を着実に履行するよう求め、文氏は合意に基づき設立された財団の解散を暗示し、「正常に効果を発揮しておらず、枯れ死んだ状態でしかない」と述べた。

　双方は慰安婦問題の日韓関係への悪影響を回避する策を講じる方針で一致したが、日本側の不信感が深まっている。

　安倍氏は今年10月に東京で「日本・メコン地域諸国首脳会議」に出席するほか、中国を訪問し、インドのモディ首相を日本で迎えるなど、スケジュールが埋まりつつある。日本政府筋によると、文氏は朝鮮に優先的に対応しており、「対日外交に専念できない」ことが日程調整が難航している原因の一つと見られる。

｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2018年9月30日

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