宇宙飛行士の生活用品、実験器具、超小型衛星を搭載する日本の無人補給船こうのとり7号機が27日夜、国際宇宙ステーションに到着した。共同通信が伝えた。
こうのとり7号機は今月23日、種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Bロケットで打ち上げられ、4日後に国際宇宙ステーションに接近した。宇宙ステーション内に設置するバッテリーなど、約6トンの物資が搭載されている。
無人補給船は宇宙ステーションと連結し物資の輸送を終えると、宇宙実験の試料を入れたカプセルを宇宙ステーションから持ち帰る、初の回収実験に挑戦する。
回収実験は10月から11月にかけて実施を予定。無用な物品を積む輸送船は宇宙ステーションを離れて大気圏に再突入する際に、耐熱構造のカプセルを放出し、南鳥島付近の太平洋に落下させる。カプセル内には宇宙ステーションで培養したタンパク質結晶を入れる予定。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月29日