写真は『中央日報』より
米国のトランプ大統領は26日の記者会見で、「金委員長から親書を2通受け取った」と述べた。その前に親書をポケットから取り出し、日本の安倍晋三首相に見せていた。
27日付韓国紙『中央日報』によると、トランプ氏と安倍氏は現地時間26日、ニューヨークで米日首脳会談を開いた。トランプ氏は席上、スーツのポケットから白い手紙を取り出し、「昨日、金委員長から親書を受け取った」と述べた。トランプ氏は記者に、安倍氏がそのうちの一通を読み、「これは本当に時代を画する手紙だ」と述べたと話した。
親書の内容は公開されておらず、トランプ氏が2通を同時に受け取ったのかも不明。しかしトランプ氏は記者に、一定期間後に公開されると述べた。また親書は「歴史的な手紙で、美しい芸術品だ」と繰り返した。
韓国の聯合ニュースは、親書は前日ニューヨーク入りした朝鮮の李勇浩外相から手渡された可能性があるとした。李氏が26日午前に、ポンペオ国務長官と会談していたからだ。
報道によると、トランプ氏は親書に記されていた朝鮮側の非核化への態度を信じており、印象的だったと話した。また「我々は現在、非常に良好な関係を構築した。彼は私を好んでおり、私も彼を好んでいる。我々は仲がいい」と述べた。
これまでトランプ氏は、朝鮮から何度も親書を受け取っていた。中央日報によると、朝鮮労働党の金英哲副委員長は6月1日、トランプ氏に親書を手渡した。トランプ氏は9月10日と同月19日にも金正恩氏からの親書を受け取っており、「私たちは本当に仲がいい。何はともあれ、偉大な手紙だ」と話していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年9月28日