日本の安倍晋三首相は9日よりオランダと英国の訪問日程を開始した。両国首脳と共に、日本とEUの経済連携協定(EPA)、英国のEU離脱について重点的に議論する。
安倍氏は9日の出発前、記者団を前に「英国のEU離脱は世界的に注目されている。英国の(テレーザ・)メイ首相に日本側の立場を伝え、この問題について議論する」と話した。
共同通信によると、安倍氏は英国のEU離脱が在英日本企業に悪影響を及ぼさないよう、メイ氏に対応を要請する予定だ。安倍氏とメイ氏は10日に会談する。
両首脳はさらに日英自由貿易の推進について議論する可能性がある。英国は先ほど日本などの11カ国が署名する「包括的及び先進的なTPP(CPTPP)」に加わる姿勢を示していた。CPTPPは昨年12月30日に正式に発効した。
5年間の交渉を経て、日本とEUは昨年7月、正式にEPAに署名した。EPAは来月発効。安倍氏は9日夜、オランダ・ロッテルダムでルッテ首相と会談し、双方の経済・貿易関係の推進について議論する。
日本政府筋によると、安倍氏は今月中に再び外遊し、ロシアでウラジミール・プーチン大統領と会談する予定だ。その後さらにスイスを訪れ、ダボスで開かれる世界経済フォーラム年次総会に出席する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月11日