シャンシャンの返還日が迫る 日本側は延期を要請へ

シャンシャンの返還日が迫る 日本側は延期を要請へ。日本人はシャンシャンが大好きだ。2017年6月に誕生すると、日本の各紙の紙面を飾り、全国的なブームを巻き起こした。上野動物園では、シャンシャンを見ようとする人からの電話が鳴り止まなかった…

タグ:上野動物園 ジャイアント パンダ シャンシャン

発信時間:2019-01-11 16:00:08 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 NHKによると、上野動物園のジャイアントパンダ「シャンシャン」が、2歳になる今年6月に中国に返される可能性がある。東京都の小池百合子知事は9日、国民が返還の時期の延長を呼びかけていることを受け、政府は中国側と協議を進めることを検討していると述べた。


 日本人はシャンシャンが大好きだ。2017年6月に誕生すると、日本の各紙の紙面を飾り、全国的なブームを巻き起こした。上野動物園では、シャンシャンを見ようとする人からの電話が鳴り止まなかった。動物園側は抽選制を採用し、1カ月に2000人のみを受け入れることにした。公開初日には1397人が入場した。約45人中1人しか当選しなかった。メディアによると、ある男性はシャンシャンを見るために有給休暇を取得し、前日から動物園の近くのホテルに住み込み、さらに新しいカメラを購入したという。


 日本メディアによると、上野動物園と中国側は、シャンシャンが満2歳になれば中国に返すこととし、双方でその返還時期を協議して決めるという内容の協定を結んでいる。


 小池知事は本件について9日、「今年6月が2歳になる時期なので、その前に協定に基づいて話し合いをすることになると思う」と述べた。また国民の間でシャンシャンの人気が高いため、中国に返す時期を延長できればと述べた。「シャンシャンはすべての市民から愛されている。人々の心情に配慮し、シャンシャンがこちらに長く残れるようにしたい」


 中日間の具体的な協議の日程は現在も調整中だ。


 中国外交部が2017年に開いた定例記者会見にて、日本の記者が華春瑩報道官に英語で質問し、上野動物園でシャンシャンが公開されたことについての論評を求めた。華氏は厳かに「日本側が中国側と向き合い歩み寄り、中日間の4つの原則的共通認識と4つの共同文書に基づき、関連問題を適切に処理することを願う」と答えた。トンチンカンな受け答えになったのは発音の問題のせいで、華氏は記者の「シャンシャン」を日本の杉山(シャンシャン)外務事務次官のことだと思ったのだ。


 近くの記者に注意され、華氏はすぐに満面の笑みを浮かべ「パンダは非常に可愛らしい、中国と海外の友好交流を促進する小さな使者だ。我々もシャンシャンが中日の国民間の好感と友好を促進し、中日関係の健全な発展を推進するため、小さな使者としての力を発揮することを願う」と述べた。現場ではホッとしたような笑い声が聞こえた。


 日本のネットユーザーも華氏の笑顔が印象的だったようで、「華春瑩さんめっちゃかわいい」とコメントした。あるネットユーザーは華氏の反応について、「私は日本人だが外務省の杉山氏を知らなかった。彼女は知っていたから偉いと思う」と称賛した。中国のネットユーザーも、「シャンシャンは日本人を熱狂させているが、華春瑩さんの人気も高めた」とコメントした。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年1月11日

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