米商業特許データバンク「IFI Claims」がこのほど発表した2018年度発明特許報告書によると、中国大陸部の企業の米国における特許取得件数は昨年、前年比で12%増加した。その他の国・地域は前年比でいずれも減少した。
IFI Claimsのアナリスト、ラリー・カディ氏は新華社記者に対して、この現象の裏側にある大きな理由は、中国企業の研究開発への重視だと述べた。別の米国の特許アナリストは、これは中国が革新面で顕著な進歩を実現したことを意味すると判断した。
同報告書が列挙した、グローバル企業の米国における特許出願件数ランキング(2018年版)によると、中国のファーウェイや京東方などの企業が上位につけた。カディ氏は「中国企業が米国での特許出願を重視しているのは、特許紛争に巻き込まれるのを回避する自衛のためだ」と指摘した。
同報告書によると、米特許商標庁が2018年に許可した発明特許は31万件弱で、前年比で3.5%減少した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年1月14日