アニメ・漫画は中日の青少年が好む共通の話題であり、常に交流の架け橋の重要な役割を担っている。今年は中日青少年交流促進年であり、アニメ・漫画をテーマとする交流活動が不可欠になっている。
春節(旧正月)を前にして、中日韓の友好交流を促進するため、「東アジア文化の都・2019豊島」文化イベントが開幕した。2月1日から11月24日までの10カ月内に、イベントを100回催す。
2014年に始まる「東アジア文化の都」イベントは毎年、中日韓で文化芸術発展に取り組む都市を選出する。今回のイベントでは中国の西安市、韓国の仁川広域市、東京都の豊島区が選ばれた。手塚治虫、赤塚不二夫、藤子不二雄ら漫画界の大家を育んだトキワ荘も豊島区にある。漫画・アニメ関連文化産業は、豊島区が得意とするものだ。
アニメ・漫画文化で交流を促進する活動は、これだけに留まらない。1月29日には友好都市関係を結んでいる日本の岐阜市と中国の杭州市が、友好40周年を記念する「中国杭州国際児童アニメコンテスト国際巡回展日本岐阜展」が開かれた。会場となったのは岐阜市司町の「みんなの森ぎふメディアコスモス」で、杭州市の小中学生が描いた個性的なアニメイラストが展示された。
中日アニメ合作からも朗報が次々と伝わっている。昨年8月、中日両国の監督による合作短編アニメ「肆式青春」(「詩季織々」)が中日で同時に公開された。中国の観客が涙を流し、日本の観客も中国の青少年の日常生活における苦楽を理解した。絵夢動画制作で、中日両国で好評放送中の「凸変英雄」(「TO BE HERO」)、「一人之下」も、中日アニメ合作の模索で上々の答案を提出した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年2月17日