日本政府は19日、韓国の海洋調査船が日本の許可なく竹島(韓国名:独島)周辺海域を何度も航行し、日本側は外交手段で韓国側に抗議したと発表した。
波乱再び
日本の菅義偉内閣官房長官は19日の記者会見で、海上保安庁の巡視船が、韓国の海洋調査船が15日、17日午後から18日に竹島周辺の領海を航行するのを確認したと明かした。調査船は18日に韓国の領海に入ったという。
菅義偉氏は、「我々は強く抗議し、外交手段を通して韓国側に説明するよう求めた。日本側の許可なく調査活動をすることは受け入れない」と述べた。
日本メディアによると、調査船は韓国国立水産科学院に所属。韓国は数年前に竹島付近の海域で泥土採取・分析を開始し、関連予算は韓国政府がまかなっている。
竹島は朝鮮半島の東部海域に位置し、面積は約0.18平方キロメートル。韓国、朝鮮、日本がそれぞれこの島の所有権を主張している。韓国はこの島を実効支配し、1954年から海洋警察を駐屯させ、灯台、埠頭、ヘリコプター駐機場などの施設を建設している。
日本メディアは、日本西部の島根県は22日に毎年恒例の「竹島の日」記念行事を行い、韓国側のこの行動は島の実効支配を示すためと分析する。
韓国側の調査船が争議のある海域を航行したという日本の発表に対し、韓国政府はコメントしていない。
互いに譲らず