東京都内で2018年1年間、落とし物として交番や警察署などに届けられた現金は前年比2.4%増の計約38億4千万円にのぼり、過去最高を更新したことが警視庁遺失物センターのまとめで分かった。3年連続で過去最高額を更新した。4日付日本経済新聞が伝えた。
遺失物センターによると、2018年の1年間に持ち主に返還されたのは約28億2000万円。約5億円が拾得者に引き渡され、持ち主が判明せず拾得者も所有権を棄権した約5億6千万円が都の歳入となった。高額な例では、建物の解体現場で約2540万円が見つかり、届けられたケースもあった。
警視庁が受理した拾得物の総数も、4.6%増の約414万件で過去最多だった。拾得物を物品別に分けると、社員証や保険証などの「証明書類」が約75万2000点で最も多く、IC乗車券などの「有価証券類」、「衣服履物類」が続いた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月5日