香港の『星島日報』によると、過去13回のオリンピックを観戦し、「オリンピックおじさん」愛称で親しまれてきた日本の熱狂的オリンピックファンの山田直稔さんが3月9日、心不全で死去した。享年92歳。
13回のオリンピックを観戦した山田直稔さんは1964年の東京五輪以降、開催地に毎回足を運んで日本を応援してきた。金色のシルクハットに羽織はかまという格好、輝く笑顔で海外メディアからも人気があり、五輪に欠かせない人物にさえなった。
山田さんが創設した会社はウェブサイトで、「92年の応援人生を終え、オリンピック応援団長の山田直稔は2019年3月9日に永眠いたしました」と訃報を伝えた。
1926年生まれの山田直稔さんは、ワイヤー製造会社を創業し、ホテルや不動産業などに投資を拡大した。
スポーツ、特にオリンピックが好きで、1964年以降、夏季五輪を毎回観戦し、メキシコ、ミュンヘン、モントリオール、モスクワ、ロサンゼルス、ソウル、バルセロナ、アトランタ、シドニー、アテネ、北京、ロンドン、リオデジャネイロに足を運んだ。
2020年の東京五輪を楽しみにしていた山田さんは、「2020年まで必ず生きる。この五輪は私の応援人生の集大成」と語っていたが、叶えることはできなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月22日