日本の共同通信社によると、日本観光庁は19日、2019年2月の訪日外国人観光客数は前年同期比3.8%増の延べ260万4300人に達し、同月の最高記録を更新する見通しだと発表した。国・地域別で見ると、最多の中国大陸からの観光客は1%増の72万3600人で、伸び率は1月の19.3%より大幅に縮小した。
2月4日から10日までの春節連休期間、中国大陸からの観光客は約20%の良好な伸びを示した。しかし、中国からのフェリーが価格戦により利益が減少し、停泊回数が2018年同期の46回から34回に減少したことなどが影響し、2月の訪日外国人観光客数は小幅増となった。
2位の韓国は1.1%増の71万5800人。2018年9月の北海道地震などの災害により観光客が減少したが、2019年1月の3%減から徐々に回復している。3位と4位はそれぞれ中国台湾省で39万9800人(0.3%减)、中国香港特別行政区は17万9300人(0.5%増)だった。
増加幅が大きかった国はベトナム(68.6%)、タイ(31.4%)、フィリピン(28.0%)などで、東南アジア諸国からの観光客の増加が目立った。直航便開通とフライト数増加のほか、雪景色などを売りとする冬観光PRも著しい効果を上げた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年3月21日