米日のミサイル防衛の動き、中国は要警戒

米日のミサイル防衛の動き、中国は要警戒。

タグ:ミサイル 警戒レーダー 衛星 攻撃兵器

発信時間:2019-03-30 09:17:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 日本は同レーダーシステムが集める各種軍事情報を入手し、自国のミサイル防衛能力を強化できる。日本は朝鮮のミサイルへの防御を強化するため、2025年にイージス・アショアを導入する予定だ。


 アジア太平洋の各地ではミサイル防衛能力が高い多くのレーダーシステムが配備され、安全面で関連諸国に深い影響を及ぼす。米国は今回レーダー監視網を日本まで押し進めたが、これにより中露の弾道ミサイルと極超音速武器を早期発見し、中距離ミサイルのみで大陸間ミサイルに対処できないという現時点の問題を解消できる。しかし米国のこの措置は、軍事力と防衛の線を伸ばした。


 日韓はいずれも米国の同盟国だが関係が悪く、歴史と現実の多くのわだかまりが残されている。米国が日本にこの先進的なレーダーとミサイル防衛システムを配備することで、必然的に朝鮮の脅威となるが、韓国の各種利益と国家安全にも影響が及ぶ。


 このレーダーとミサイル防衛システムが配備されれば、米日は中国の東北・華北・華東の大半の地域を24時間監視でき、中国だけが一方的に透明になる。これは中国の安全にとって非常に大きな脅威だ。


 米国のこの典型的な冷戦思考は、政治的対抗と大国の競争を過度に誇張している。これは地域の平和と安全を大きく損ね、新たな軍備競争を引き起こし、世界の戦略的バランスと安定を破壊する行為だ。中国は十分に警戒し、必要な時に堂々と適度に反撃するべきだ。


 中国は政治・外交面で断固反対し、これまで提唱してきた共同・総合・協力・持続可能の安全観を強調するべきだ。中国が自ら特定の国の脅威になることはないという原則を強調し、アジア太平洋の戦略的バランスと安定を乱すすべての国に断固反対するべきだ。軍事面では、中国は日本に配備されるイージス・アショア、SM-3迎撃ミサイル、関連レーダーの発展と活動を注視し、中国軍の同戦略的方向における軍事力の配備と対策を強化する必要がある。(筆者・楊承軍 中国ミサイル・核軍縮専門家、博士課程指導教員)


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年3月30日

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