米日印比の軍艦が南中国海に突入 外交部がコメント

米日印比の軍艦が南中国海に突入 外交部がコメント。中国外交部の耿爽報道官は9日、「本件については聞き及んでいないが、関連諸国の地域における行動は、地域の平和と安定の大きな流れと合致するべきだ」と述べた…

タグ:ミサイル 駆逐艦 太平洋 領有権

発信時間:2019-05-13 16:30:17 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 米第7艦隊は公式サイトで8日、米海軍のミサイル駆逐艦がインド、日本、フィリピンの軍艦と共に今月2−8日に南中国海を航行したと発表した。ロイター通信は9日、「米国は再び係争中の南中国海で武力を誇示した」と報じた。中国外交部の耿爽報道官は9日、「本件については聞き及んでいないが、関連諸国の地域における行動は、地域の平和と安定の大きな流れと合致するべきだ」と述べた。


 ロイター通信は9日、第7艦隊の公式サイトの情報を引用し、次のように伝えた。米国は今回、ローレンス駆逐艦を派遣した。日本は自国の2大空母の一つであるいずもと駆逐艦を1隻、インドは駆逐艦と補給艦を各1隻、フィリピン海軍は哨戒艦艇を1隻派遣した。これらの軍艦は艦隊練習、コミュニケーションの練習、水兵移転などの任務を行った。また日本のむらさめ駆逐艦で司令官の会談を行った。


 シンガポールのストレーツ・タイムズ紙によると、これらの艦艇は「自由で開かれたインド太平洋で共同訓練し、海上協力を促進することを目的に集結した」という。ローレンスの艦長はロイター通信に対して、「米国側はこの多国間活動に参加できて非常に喜んでいる。米国と同地域の同盟国・協力先・友人との専門的な接触は、既存の堅固な関係を強化するための機会だからだ」と話した。


 ロイター通信は「これまでも南中国海で類似する演習が行われていたが、4カ国の合同演習は中国にとって新たな課題だ。長期化している中米貿易紛争を考えると、この行動に込められた挑発的な意味合いを読み取れる」と分析した。フィリピンメディア「Rappler」は9日、4カ国は南中国海で武力誇示したと報じた。


 米国の上述した最新の動きについて、耿氏は9日の外交部定例記者会見において「関連国の制定する政策、地域における行動は、地域の平和・安定・発展の大きな流れに背くのではなく、合致するべきだ」と述べた。メディアの報道によると、今週月曜日には別の米軍艦2隻が南中国海にて、中国が領有権を主張する島嶼付近を航行し、中国側から反発があった。中国はその後海空の兵力を派遣し、法に基づき米艦の識別・証拠収集を行い、現場から離れるよう警告を出した。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月13日

TwitterFacebookを加えれば、チャイナネットと交流することができます。
中国網アプリをダウンロード

日本人フルタイムスタッフ募集    中国人編集者募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで