米政府高官は22日、トランプ大統領の国賓訪日に関する電話会見を開き、「今回の訪問目的は貿易に焦点を当てることではない」と述べた。「かつてなく強い日米同盟」を国内外に示すと同時に、初めて日本の天皇に会見する国賓となることが「(トランプ氏の)訪問の中心となる」という。共同通信が23日に伝えた。
日米貿易交渉では、双方の間には関税面を中心に主張に大きな溝がある。国賓訪問では対立の露呈をできる限り回避し、両国の緊密な関係や日米親善を演出したい考えがある。
同高官によると、トランプ氏は米海軍横須賀基地でスピーチし、「地域の侵略行為に抑止力を持つ米日同盟の重要性、米日関係のグローバル性」を強調するという。
同高官は、トランプ氏がメラニア夫人と共に天皇・皇后と会見することは「新たな役割、新たな令和の時代、同盟を祝う機会となる」と話した。
またトランプ氏は安倍晋三首相との会談後に共同記者会見を開き、「日米関係のさまざまなことを公表する」とんベタが、共同声明などの文書の発表については言及しなかった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年5月24日