日本の官僚は27日、日本側は計画通りに28日から韓国を信頼できる貿易パートナーから除外し、「ホワイト国」から正式に除名すると発表した。
韓国の李洛淵(イ・ナギョン)総理は同日、日本側が対韓輸出規制を廃止すれば、韓国側は『日韓秘密軍事情報保護協定』を再検討すると表明した。
日本は予定通り除名
日本の世耕弘成経済産業相は27日の記者会見で、韓国を貿易の「ホワイト国」から除名する計画を実行すると述べた。
日本政府は今月初めに韓国を「ホワイト国」から除外し、28日に実行することを決めた。日本政府は「ホワイト国」を安全レベルの友好国だとみなし、日本企業から軍民両用の物品と技術を輸入する際、輸出審査を優遇している。
日本側の措置は韓国経済にダメージを与えることが狙いだという指摘について、世耕弘成氏は「適切な輸出規制を実施するための国内決定。日韓の関係に影響を与えるためではない」と説明した。
日本は7月初め、韓国に輸出する3種の半導体原材料の審査と規制を強化し、サムスン電子有限会社、SKハイニックスなど多くの韓国企業に影響が及んだ。
韓国側は、日本側は韓国裁判所が日本企業に下した第二次世界大戦中の労働者強制徴用問題の判決に不満を示し、貿易手段で韓国側に「報復」したと考えているが、日本側はこれを否定している。
韓国側は「オリーブの枝」を差し出す
韓国は日本の貿易規制措置に強い反応を示し、今月12日に日本を韓国の貿易「ホワイト国」から除外することを決め、22日には『日韓秘密軍事情報保護協定』を更新しないと発表した。
しかし、韓国の李洛淵総理は27日、「オリーブの枝」を差し出し、日本側が対韓輸出規制を廃止すれば、韓国側は『日韓秘密軍事情報保護協定』を再検討すると示した。李洛淵総理はは、『日韓秘密軍事情報保護協定』の期限は3カ月後で、日本側がそれまでに不公平な(貿易)措置を撤回すれば、韓国側はこの軍事協定を再検討する可能性があり、両国の誠意ある対話を望んでいると話した。
両国は2016年11月23日に同協定に調印。期間は1年で、一方が反対しない限り、自動的に延長される。
日本側は韓国が差し出した「オリーブの枝」を拒絶した。
世耕弘成氏は27日、貿易規制と軍事情報は「完全に異なる方面」であり、韓国側が両者を結びつける理由を理解できないと述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年8月28日