中日韓企業、テスラ上海工場の注文を激しく争う

中日韓企業、テスラ上海工場の注文を激しく争う。

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発信時間:2019-09-01 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 韓国メディアによると、テスラ上海工場が今年末に操業する。工場はモデル3などの電気自動車を生産するが、バッテリーの注文に関して、韓国、中国、日本のバッテリーメーカーの間で激しい競争が繰り広げられている。


 韓国『中央日報』ウェブ版が8月28日に伝えたところによると、同工場はテスラが海外に設立した最初の工場で、年間生産台数は50万台、2018年の世界の電気自動車販売台数(200万台)の4分の1に相当する。同工場からの注文規模はバッテリーメーカーの世界シェアに直接つながり、世界電気自動車バッテリー市場の1位、2位、4位のパナソニック(日本)、寧徳時代(中国)、LG化学(韓国)の間で競争が激化している。


 争奪戦において、韓国は最初の勝利を手にした。ブルームバーグは8月23日、LG化学はテスラ上海工場に電気自動車のバッテリーを供給すると伝えた。しかし、具体的な注文規模には言及していない。


 LG化学は、「顧客との具体的な契約内容を公表できない」としている。しかし業界内では、LG化学は一部の電気自動車のバッテリー注文を獲得したと予想する。バッテリー業界関係者は、「テスラは他のメーカーともバッテリー供給契約を結んでいるため、LG化学は具体的な契約内容を公表できない」と話す。


 そのほか、LG化学は今年初めに1兆2000億ウォンを投資し、中国南京で電気自動車のバッテリーを生産する第2工場の建設を開始した。南京工場はテスラ工場がある上海から近い。


 韓国『中央日報』ウェブ版は、LG化学がテスラ上海工場にバッテリーを供給することが決定すれば、パナソニックの独占状態を打破することになると論じた。テスラが寧徳時代と提携しても、パナソニックのシェアは低下する。


 電気自動車(乗用車)バッテリー市場で、パナソニックと寧徳時代は交代でトップに立ち、激しい競争を続けている。そのため、寧徳時代がテスラ上海工場にバッテリーを供給することになれば、パナソニックを振り払うことができると見られている。


 注目したいのは、テスラのマスクCEOは上海工場竣工式の前に、「現在の供給業者であるパナソニックを含め、電気自動車のバッテリーは中国で現地調達する」と述べた点である。当時、多くの人が上海工場は中国製のバッテリーを使用すると予想した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2019年9月1日

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