中国は日本の介護産業の何を参考にできるか

中国は日本の介護産業の何を参考にできるか。

タグ:介護産業 高齢者

発信時間:2019-09-21 09:00:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

 日本の介護産業は長い歴史と成熟した経験を有し、日本の経験を参考にすることは中国の介護産業の発展にとってプラスとなる。


中国は日本の介護産業の発展のどの経験を学べるか


1つ目は、多種の業務を統合した介護産業発展の道


 日本の介護業務を行う企業は通常、得意とする業務から着手し、主要業務で顧客資源とある程度の市場シェアを獲得してから合併買収し新業務を展開する。通常、新業務は従来から行う業務と関連性があり、多くが高齢者向けで、多様なニーズを見たし、より全面的なサービスを提供する。


 例えば、ニチイ学館は医療業務からスタートし、介護、保健、健康相談、商業貿易などの業務に拡張し、高齢者向けの医療、介護、保健のニーズに応じ、業務セクターを多様化していった。ベネッセコーポレーションは教育産業からスタートし、保育・介護人材育成に拡張し、高齢者にニーズに合わせてデリバリーサービスやスマート介護設備も提供する。ヒューマングループは教育事業から始め、労働者派遣や介護技能研修に拡張し、教育事業と組み合わせて産業チェーンの各部分をつないだ。メガロスはフィットネス業務から着手し、高齢者向けのトレーニング、スポーツ用品、健康機器、健康食品、健康相談などの関連業務に拡張し、新たな利益成長点を形成した。


2つ目は、企業家の精神の入念な研究


 日本の介護企業は維持力が高く、自身のブランドに立脚し、市場を深く専門的に細かく追求する。


 ワタミグループは飲食店からスタートし、産業チェーンの上下流をつなぎ、垂直統合を実現し、食材の鮮度、味、安全を保証。高齢者の飲食ニーズに応じるため、ワタミは良好な口コミを生かして高齢者向けの出前サービスを行い、健康食品を開発し、自社の農場、牧場、加工工場を通して品質を保証している。また、パラマウントベッドは医療機械と介護設備を専門とし、研究開発から生産、組み立てに至るまでの産業チェーンの垂直統合を実現し、品質を保証している。


 さらに、クラブツーリズムは高齢者向けにテーマ旅行商品を用意し、フィットネス、介護、財産管理などの付加価値業務を通して顧客をつなぎとめている。


 日本企業の介護の質は評価が高い。厳格な教育研修制度は介護スタッフの専門レベルとしっかりとした職業素質を保証する。

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