NHKの報道によると、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」が8月1日に愛知県名古屋市で開幕した。芸術祭は「表現の不自由」をテーマとした展示会を開催し、慰安婦問題を象徴する少女像などを設置。しかし、当局に脅迫の電話が相次ぎ、開幕からわずか3日で展示会を一時中止することになった。
10月7日晩、芸術祭実行委員会会長・愛知県知事の大村秀章氏は、「表現の不自由」展を8日午後に再開すると発表。8日午後2時、展示会が再開された。
しかし、芸術祭実行委員会会長代行・名古屋市市長の河村たかし氏は、「電話で大村知事に自分の意見を述べ、このような状況で展示会を再開してはならないと示したが、大村知事が独断でこのような決定をするとは思っていなかった」と異議を唱えた。
芸術祭実行委員会は、8日はセキュリティを強化し、抽選で参観者を60人前後に制限し、8日の状況を見て9日以降の参観方式を決定すると示した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年10月9日