5、6両日に開かれた第41回創大祭・第35回白鳥祭が閉幕した。東京都八王子市の創価大学と創価女子短期大学は、毎年10月の最初の週末にこのイベントを開催し、多くの市民を集める。普段は静かなキャンパスも盛り上がりを見せる。(文・写真=林昶)
この伝統的な学園祭には悠久な歴史がある。今年は『今!人間主義の大連帯を』と『勇気の光彩 幸の未来へ』をテーマとし、学生サークルが100%企画した。サークルはキャンパス内の各所で大いに力を振るった。教室の内外を利用しサークル活動の成果を示し、関連知識を宣伝した。あるいは大講堂や露天の舞台で歌、ダンス、演奏を披露した。さらに書道、撮影、生花などの作品の展示、茶道体験などさまざまな活動を催した。
アート展示エリアでは、周恩来総理の漢白玉の彫像、周総理と創価大学創始者である池田大作氏が会談した際の巨大写真を見ることができた。創価大学は中国と長期友好交流の歴史を持つ。池田氏に導かれ、創価大学は積極的に対中友好交流を展開しており、新中国第1期の国費留学生を受け入れた。先ほど退任した程永華前駐日大使もその有名な一員だ。
同校のサークル、中国研究会の展示会場で、孫悟空の格好をした学生は次のように紹介した。中国研究会は同校の最も活発なサークルの一つで、現在の会員数は50人以上。その多くが日本人で、外国からの留学生も参加している。彼らは中国関連知識を学び、周恩来総理を記念する「周桜」花見大会、中国語スピーチコンテストなどを開催している。この訪中したばかりの学生によると、中国大使館は今年創価大学を招き、最大規模となる80人の団員による訪中団を作った。多くの学生が訪問を通じ、これまでの中国への見方を変えたという。
イベントの前日、同校は盛大な開幕式を開き、優秀な学生を表彰した。また米国のホイットマン研究専門家をスピーチに招き、有名企業の代表者に栄えある称号を授与した。