「初音ミクの父」が中国再訪 6億人のファン獲得の秘訣を語る

「初音ミクの父」が中国再訪 6億人のファン獲得の秘訣を語る。

タグ:初音ミク ファン

発信時間:2019-11-20 13:56:28 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


  日本のクリプトン・フューチャー・メディアの社長で「初音ミクの父」である伊藤博之氏は11月15日、初音ミクの「MIKU WITH YOU 2019」コンサートツアーを機に北京を訪れ、中国伝媒大学の学術交流に招かれ、「初音ミクの誕生と発展」をテーマに講演し、バーチャル歌手の運営における成功の経験、中でも二次元サブカルチャーの壁を破る秘訣をシェアした。


 初音ミクは中国でも人気があり、ミニブログや掲示板などのSNSで100万人以上のアクティブユーザーを持ち、動画の再生回数は最高1000万回を突破し、百度検索指数も常に上位につけている。2015年、初音ミクは初めて中国でコンサートを開催し、VIPチケットは2秒で完売し、全チケットが8秒で完売するという実績を残した。2017年には3年目の中国コンサートを開催し、公式限定グッズを会場で販売し、売上高は160万元に達した。


 伊藤博之氏は、初音ミクは勢いに任せて誕生し、ある種の流行により創造したものではないと明かした。初音ミクの誕生前、同社は音声と音楽コンテンツ業務に専念し、初音ミクソフトは成熟の基礎を固めた。その後、ソフトが登場し、音源を作成する擬人化キャラクターを同時リリースし、この青緑色のポニーテールの少女は可愛らしく元気で未来的な日本文化要素で人々の心を掴んだ。「世界最初の姫殿下」はこうして誕生した。


 初音ミクのイメージが定着すると、同社はコンサートを開催し、ホログラフィー技術でバーチャルキャラクターをリアルな世界の舞台に立たせ、次元の壁を打ち破った。バーチャル歌手とファンの距離はより近くなり、ファンの忠実度も高まった。その後、一連のコラボ、グッズ生産、体験スタジオ開発などを通し、初音ミクのファンの消費力と注目度は上昇し続けた。各方面が総合的に作用し、初音ミクは長期的な生命力を得た。


 ポニーテールのこの少女は次元の壁を破り、国境を越え、幅広い層に支持され、日本文化の世界における重要なアウトプットとなっている。2019年、初音ミクは5年連続で中国を訪れ、上海を皮切りに4週にわたるコンサートツアーを開催。北京と上海以外に広州と成都も訪れ、中国本土のファンと会い、青緑色の嵐を巻き起こし続ける。


「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年11月20日


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