中日は互いの姿を映す鏡=香港メディア

中日は互いの姿を映す鏡=香港メディア。日本と中国は常に、互いの最新の姿を映す鏡だ。両国の相互学習には長い歴史がある。ところがこの100年間の相互交流には感情的なもつれが加わり、互いに真の姿が見えにくくなっている…

タグ:イノベーション 医療 高齢者 教育

発信時間:2019-12-16 11:15:14 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 日本と中国は常に、互いの最新の姿を映す鏡だ。両国の相互学習には長い歴史がある。ところがこの100年間の相互交流には感情的なもつれが加わり、互いに真の姿が見えにくくなっている。香港『亜洲週刊』が伝えた。


 日本の強みは「匠の精神」で、特定分野内でこだわり抜くことができる。最も底層の仕事でも全力で打ち込む。中国人の多くには「鶏口牛後」という心理があり、誰もが社長になろうとする。高い所を目指し、細部に対する重視が欠けている。


 中国の強みは、高い柔軟性、失敗を恐れない点にある。1949年から2019年の70年間に渡り、中国人は常に昨日の自分を超越しようとし、市場メカニズム及びグローバル化の世界的な大循環の中に毅然として足を踏み入れた。開放を堅持し、一国主義に反対し、変革のチャンスをもたらした。


 中国はイノベーションの応用の面で、日本人が羨む多くの成果を手にした。モバイル決済は今の日本でも追いつけないほど普及している。ECの成果も日本の同業者を上回っている。中国は高速鉄道の速度と広さ、インフラ整備の規模で世界一を樹立している。


 ところが日本は常に、中国の不足を映す。詳細で行き届いた管理の面で、日本は常に最高を目指す。医療と高齢者の介護の取り組みにより、快適な老後を保証している。


 中国のイノベーションは日本に圧力をもたらしてもいる。中国は5G、AI、ブロックチェーン、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの分野で米国に匹敵し、さらには追い上げている。中国はさらに他国からの制限を回避するため、自前の北斗衛星測位システムを作った。


 日本の成果はさらに基礎教育にある。特に公徳心の教育を重視し、綿密な社会ネットワークを形成している。自ら人助けをするが、プライバシーを重視しており、中国社会によくある公徳を無視する現象が生じない。


  中日は千年の縁を続けている。交流を続け両国のイノベーション力の強化を促進すれば、歴史と未来の異なる視野の中で新たな世界、新たな自分を見いだすことができるだろう。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」 2019年12月16日

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