日本の与党の自民党は10日、自民党所属国会議員の3月の歳費から一律5000円(約318元)を天引きし、中国に新型肺炎の支援金を提供すると発表した。日本各界は連日にわたり、中国の新型肺炎抑制を支援している。
新型肺炎の流行後、日本政府と地方自治体、与党、社会各界はすぐに慰問の意を表し、援助の手を差し伸べた。マスク、防護服、防護めがねなどの物資が次々と中国各地に到着し、中国の緊急状況を緩和し、中国人に近隣同士で助け合うという善意と温もりを感じさせている。
二階俊博自民党幹事長は、「日本にとって、中国での感染症流行は親戚や隣人が災難に遭ったのと同じで、日本国民は中国を援助し、早急に終息することを望んでいる」と心からの言葉を述べた。
中日両国は一衣帯水で、歴史・人文の関係は深い。相通ずる文化、似た感情を持ち、日本に人の苦しみをわが事ととらえ、見守り助け合うという情が生じている。
日本漢語水平考試HSK事務局は先日、湖北支援物資に「山川異域、風月同天」(山川域を異にすれども、風月は天を同じとす)という言葉を添え、無数の人を感動させた。「豈曰無衣、与子同裳」(あなたと私は同じ仲間)、「青山一道同云雨、明月何嘗是両郷」(青山や曇り空や雨は共に見えているし、月も2つにはならない)などの日本からの物資に添えられた言葉は中国で広まり、中国人の災難と闘うエネルギーになっている。
大きな災害があると、中日両国は見守り助け合い、協力して困難を乗り越えてきた。鳩山由紀夫元首相は中国の感染症抑制を応援する動画を作成し、「2011年の東日本大震災の際に中国に助けられたことを忘れない」と述べた。
日本だけでなく、ロシア、韓国、パキスタンなど多くの国が中国に支援の手を差し伸べている。中国は感染症抑制の肝心な時期にあり、国際社会からの支援は雪中に炭を送ることと同じで、中国人の感染症に打ち勝つ自信となっている。危難の中で受けた支援を中国人は深く心に刻みつける。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月12日