日本で新型コロナウイルスの蔓延が続いている。クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を含め、日本では16日に新たに76人の感染が確認された。うち日本国内は6人。日本の加藤勝信厚生労働大臣は、感染状況の変化に伴い、日本政府は国内の防疫対策の重点を水際から「早期発見・早期治療」に転じる意向であると表明した。
報道によると、16日に日本国内で新たに感染が確認された6人のうち、東京が5人で愛知県が1人となっている。東京の5人のうち3人は13日に感染が確認されたタクシー運転手と関連している。2人については感染ルートが特定されていない。
うち横浜市の男性消防隊員は10日、同クルーズ船の感染者の病院への搬送に協力した。この消防隊員は同日夜に発熱の症状が発生したが、14日に感染が確認されるまで患者搬送を担当していた。厚労省の職員は、この隊員は患者の搬送中に防護服、ゴーグル、マスクを着用していたことから、搬送中に感染したものではないと述べた。
日本政府が検査範囲を拡大すると、患者数が急増傾向を示した。この中には患者と接触しておらず、外出もしていないといった感染源を追跡しにくいケースも含まれる。
日本経済新聞によると、新型コロナウイルスは水際防疫の範疇を超え、日本各地で蔓延している可能性がある。日本政府は防疫対策の重点を、これまでの水際から「早期発見・早期治療」に転じることを検討している。
加藤氏は15日、各地方自治体は「帰国者・接触者電話相談センター」を設立し、感染の可能性がある市民の問い合わせに応じる必要があると表明した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月18日