新型肺炎が流行も、日本人が奇妙な落ち着きを維持=中国人記者

新型肺炎が流行も、日本人が奇妙な落ち着きを維持=中国人記者。「三連休、春の息吹。公園内の仏系の人々はいつもどおり。やはり人を避けて歩こう」日本のある大学の教授である華僑の知り合いは24日、SNSでこの文字と共に、混雑する公園の様子、マスクをつけていない人々の写真を投稿した…

タグ:新型肺炎 日本

発信時間:2020-02-25 14:04:40 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


 【環球時報日本特派員】「三連休、春の息吹。公園内の仏系の人々はいつもどおり。やはり人を避けて歩こう」日本のある大学の教授である華僑の知り合いは24日、SNSでこの文字と共に、混雑する公園の様子、マスクをつけていない人々の写真を投稿した。


 24日夕方、日本の新型コロナウイルス肺炎感染者は850人にのぼった。23日は徳仁天皇の即位後初の誕生日で、24日は振替休日になった。東京は晴れ間が広がった。人々は外に出て公園を散策した。


 日本政府は感染対策を非常に重視しているように見える。安倍晋三首相は23日まで対策本部会議を12回開いている。しかし東京の地下鉄でもスーパーでも、職員を含めマスクをつけない人が多い。日本で中国料理店を十数年開いている華僑は、環球時報の記者に「最近店に食べに来る中国人は少ないが、日本人は減っていないようだ」と話した。事前に予定を組んでいたため、記者は先週東京のカフェである日本人を取材した。カフェはいつものように繁盛していた。記者以外にマスクをしている人はほとんどいなかった。


 在日中国人は日本人の落ち着きぶりがやや理解不能だ。日本で医学の博士号を取得した華僑の知り合いは、「本当に落ち着いているのかもしれないし、落ち着かざるを得ないのかもしれない。今年は日本が待ち望んだ東京五輪の年で、すべての行政措置が五輪への影響に配慮しなければならない。落ち着かなければ負の連鎖が生じる。しかし落ち着くことには、次の武漢になるというリスクもある。日本では簡単に都市を閉鎖したり、どこかに直ちに病院を建設することができない。政府がホテルを隔離施設として徴用しようとしても困難で、その他の事ならばなおさら困難だ」と話した。


 記者の調べによると、ネット上の感染症に関する報道の下には、日本政府の対応の遅れを批判するコメントが残されている。病院をたらい回しにされたにも関わらず、検査と治療を受けられなかったという多くのケースがネット上で報告されており、特に懸念されている。ある人はSNSで「私は大阪の病院の職員だ。この一定規模の病院には、感染の疑いのある患者数人が入院している。ところが新型コロナウイルス肺炎の感染が確認されれば、病院を閉鎖しなければならず、数億円の損失が生じる。このような理由があり、検査を行わない方針がとられている」と記した。


 日本は現在、重症化するリスクの高い人に防疫の重点を置いている。厚生労働省は市民に対して、感染した疑いがある場合は直ちに医療機関に行くのではなく、全国536カ所の「帰国者・接触者相談センター」に電話で連絡すべきとした。その基準は、風邪の症状と37.5度以上の発熱が4日以上続く場合で、高齢者と基礎疾患のある人は2日前後となる。相談センターが感染の疑いがあると判断した場合、日本各地の726カ所の帰国者・接触者専用外来を紹介する。2月20日現在、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」及び武漢市からチャーター機で帰国した人を除き、日本では693人の核酸検査しか行われていない。


 ある在日ベテラン記者は「日本政府が早急に、検査を厳しく制限する不可解な方針を改めることを心から願う。日本人の自制心と忍耐力は尊敬に値するが、発熱やせきなど新型コロナウイルス肺炎の症状が見られる多くの患者に対して、自宅で完治するのを待つか悪化してから診察を受けるよう求めるとは、政治家の考えはすでに常識から逸脱している。早期発見・隔離・治療が正しい道だ」と呼びかけた。


「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年2月25日

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