新型コロナウイルス肺炎が世界で蔓延を続けるなか、韓国と日本が感染多発地域になっている。日韓が半導体及び自動車産業で重要な地位を占めていることから、世界の半導体及び自動車産業チェーンが衝撃を受けるとみられる。
韓国・聯合ニュースの2日の記事によると、新型肺炎の感染者が激増するなか、韓国企業が相次いで工場を閉鎖している。サムスン電子亀尾工場からは2日、感染者が4人出た。この工場は「Galaxy S20」などサムスン電子の主力スマホの生産を担当している。亀尾市は韓国の「シリコンバレー」と呼ばれており、サムスンやLG電子などが工場を建設している。
日本の東京商工リサーチが先月、日本国内の1万2348社を対象に実施した調査によると、新型肺炎が企業の活動に影響を及ぼしている、もしくは今後影響を及ぼしうるとした企業は8207社(66.4%)。日本で新型肺炎の感染情況がさらに深刻化すれば、工場の正常な生産活動に影響が及ぶ可能性もあると分析されている。そうなれば日本の半導体、ハイエンド材料などの産業が世界産業チェーンに悪影響を及ぼしうる。
資料によると、韓国は2018年に世界に向けて、主に機械・電気製品、運搬設備などを輸出した。中国に向けては、主に機械・電気製品、化学工業製品、光学機器、時計、医療機器を輸出した。日本の3大輸出品は機械・電気製品、運搬設備、化学工業製品。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月3日