日本の防衛省統合幕僚監部が27日に発表した情報によると、海上自衛隊のP-3C哨戒機が26日午前、宗谷海峡から北西約95キロの海域を東進するロシア海軍の艦隊を発見した。
従来の小規模海洋訓練と異なり、ロシア海軍の18隻が宗谷海峡を通過した。巡洋艦、大型対潜艦、駆逐艦、護衛艦、ミサイル艇、電子偵察船、補給艦、遠洋タグボート、病院船などの各種艦艇があった。数が多く種類もさまざまだ。
その中にはスラバ級ミサイル巡洋艦、ソブレメンヌイ級ミサイル駆逐艦などのロシア海軍太平洋艦隊の主力艦も含まれた。
この艦隊にはロシア海軍太平洋艦隊の大半の水上艦が含まれ、水中で潜水艦が任務遂行していた可能性も否定できない。
慣例によると、日本の自衛隊のP-3Cはすべてのロシア艦の撮影を行うが、これほど大規模な艦隊にはやや対応しきれなかったようだ。防衛省が公開した写真を見ると、タランタルIII級ミサイル護衛哨戒艇は黒枠のみで写真なしだ。これはP-3Cが写真を撮影できなかったことを意味する。
このロシア艦隊のほか、日本のP-3Cは26日同日午後に対馬海峡から南西約200キロの海域で、ロシア海軍の艦艇2隻(ウダロイI級駆逐艦と補給艦)が北東方向に航行しているのを発見した。この2隻もロシア海軍太平洋艦隊の主力艦だ。
ロシア軍が1日のうちに日本周辺に軍艦20隻を派遣するのは極めて異例だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年3月30日