日本の共同通信社は、観光庁が15日に公表した推計によると、新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴う日本への入国規制の影響で、3月の訪日観光客数は19万3700人で前年同期比93%減少し、減少幅は1964年の統計開始以来の最高を記録したと伝えた。月あたりの訪日観光客数は、1989年2月以来初めて20万人を下回った。
減少幅93%は、2011年4月の東日本大震災が発生した翌月の62.5%を上回り、過去最大の減少となった。
同時期の日本からの出国者数は27万2700人で85.9%減少し、過去最大の減少となった。
観光庁は、日本政府は4月に入国拒否の対象国と地域を拡大し、各国も出国と外出を規制し、訪日観光客数はさらに減少すると見ている。国内観光も緊急事態宣言により激減し、地方経済の柱の1つである観光業は壊滅的なダメージ受けている。
統計によると、月あたりの訪日観光客数は6カ月連続で前年同期を下回り、20の主要国・地区はすべて、3月にマイナス成長となった。
訪日観光客を国別で見ると、最多は米国で2万3000人(87%減)。続いて多いのはベトナムで2万800人(56.6%減)だった。これまで訪日観光客の大半を占めていた中国や韓国などの東アジアからの訪日客も激減した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月17日