日本の横浜市内の保育所で8日、保育士の新型コロナウイルス感染が判明した際、市が保護者には知らせないよう保育所側に求め、保育を続けるよう指示していた。15日付朝日新聞が伝えた。
横浜市内の保育所に勤務する女性保育士は、4日から発熱などの症状が出た。保育所から関連状況の報告を受けると、市は「すぐに休まなくても感染リスクが高まるわけではない」と判断し、保育を続けるよう求めた。
8日夜、この保育士は検査を受け、陽性反応が出た。保育所はその後、市に休業を申請したが、市は9日に通常通り保育を続けるよう求めた。また混乱を避けるためとして、保育士の行動調査などが終わるまで、保護者に感染者の発生を知らせないよう求めた。
保育所側は市からの提案を受け入れたが、9日朝に感染者の発生を伝えるメールを保護者に出し、通所の判断を保護者に委ねた。結果、保育所ではこの日、子どもを預からなかったという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2020年4月17日