日本の海上自衛隊の駆逐艦「しまかぜ」が先月30日夜、東中国海の海域で中国の漁船1隻と衝突した。同艦は佐世保港(母港)に戻っている。艦隊の損傷が生じた部分も初めて公表された。
日本メディアが公開した、衝突事故後の帰港中の駆逐艦「しまかぜ」
画面を見ると、「しまかぜ」のヘリ甲板左側に亀裂がある。その位置と大きさは、日本メディアの先ほどの「左舷後方に横1メートル、幅20センチの損傷」という報道とほぼ一致する。満載排水量が6000トン弱の駆逐艦にとって、今回の衝突による損傷は大きなものではなく、衝突後に自力で港に戻った。
中国外交部の華春瑩報道官は3月31日に開かれた外交部の定例記者会見において、今回の衝突事故について次のように表明した。「情報によると、昨晩7時30分頃に中国の浙江省舟山市から東の東中国海の海域にて、中国の漁船1隻と日本の自衛隊の艦艇が衝突する事故が発生した。漁師1人が腰を痛めた。中国海警は現場で処理を行っている。事故原因については調査中だ」
華報道官は「事故発生海域は中国の近海だ。日本の自衛隊の艦艇による関連海域活動は、中国の船舶の航行の安全に影響を及ぼした。中国側は本件について日本側に強い関心を寄せる意を伝えた。中日双方は現在、本件について意思疎通を維持している。日本側が積極的に協力し、事故原因を早期究明し、類似する事件の再発を防止することを願う」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年4月14日