世界経済におけるアジアの地位向上は必然的

世界経済におけるアジアの地位向上は必然的。新型コロナウイルス感染症の流行後、中国、日本、韓国などアジアの主要経済国が深刻な影響を受けた。しかし正確な感染対策、厳密な予防・抑制手段によりすぐに感染を抑制し、速やかに操業再開した…

タグ:経済 感染症 生産再開 成長率

発信時間:2020-05-14 15:43:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 中国社会科学院世界経済・政治研究所の徐秀軍氏は先ほど、「今年のアジアの経済成長は感染状況及び各国の対策によって左右される。低く見積もっても、アジアが今年の世界経済に占める割合は初めて50%を突破する」と述べた。


 周知の通り、リーマンショックはアジア経済にも大きな影響を生み、成長率が大きく低下したが、その他の地域と比べるとアジアの経済情勢は全体的に見て良好だ。中国とインドは経済成長率で世界1・2位をキープし、日本経済も積極的に回復中だ。韓国やシンガポールなどの経済も好転している。そのため購買力平価で計算すると、アジア経済が世界に占める割合は昨年、49.5%に上昇していた。


 新型コロナウイルス感染症の流行後、中国、日本、韓国などアジアの主要経済国が深刻な影響を受けた。しかし正確な感染対策、厳密な予防・抑制手段によりすぐに感染を抑制し、速やかに操業再開した。中国やその他の感染症の衝撃を受けたアジア諸国・地域は、欧米諸国よりも操業再開が順調に進んでおり、効果が顕著と言える。そのため国際通貨基金(IMF)を含む国際機関は、アジア経済、特に中国経済の自信を深めている。IMFは今年の先進国の経済成長率をマイナス6.1%、米国をマイナス5.9%、新興国・発展途上国をマイナス1%と予想している。アジアは停滞で、中国はプラス1.2%。つまり中国とアジアが世界経済の中で最も好調であり、世界経済の成長を支える非常に重要な効果を発揮できるということだ。大きな経済の変動もしくは重大事件が発生しなければ、アジア経済が世界に占める割合が50%を突破するのは必然的であり、51%以上に達するとみられる。


 実際にIMFのアジア経済、特に中国経済に対する分析と予測は、世界が感染症の深刻な影響を受けることを前提にしている。中国及びアジア諸国の感染対策と生産再開の現状を見ると、中国の経済成長率はIMFの予測を上回り2%以上になるはずだ。世界で感染が効果的に抑制されれば、これが3%以上に達する可能性もある。アジア経済の予想も停滞ではなくプラス成長になる。そうなれば世界経済の成長に対する寄与がさらに大きくなる。


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