神戸市は19日、市内の王子動物園で飼育する24歳のメスのパンダ「旦旦(タンタン)」を中国に返還すると発表した。
上山裕之園長は同日、レンタル契約を延長したいが、「旦旦」の幸せを考え、中国に返還することを決めたと説明し、「旦旦が来てくれたことに感謝している。阪神大震災で神戸市民の傷を癒した」と述べた。
「旦旦」は2000年に中国から貸与し、契約は二度延長され、今年7月に期限を迎える。パンダの寿命で換算すると、「旦旦」は高齢に相当する。
「旦旦」の返還後、日本が飼育するパンダは東京の上野動物園の3頭と和歌山県のアドベンチャーワールドの6頭の計9頭になる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年5月20日